ジュラシック・ワールド  JURASSIC WORLD

作曲:マイケル・ジアッキーノ
Composed by MICHAEL GIACCHINO

指揮:ティム・シモネック
Conducted by TIM SIMONEC

(米Back Lot Music / BLM0605)

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2015年製作のアメリカ映画。監督は「(未公開)彼女はパートタイムトラベラー」(2012)等のコリン・トレヴォロウ(1976〜)。出演はクリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、イルファン・カーン、ヴィンセント・ドノフリオ、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン、ジェイク・ジョンソン、オマール・シー、B・D・ウォン、ジュディ・グリア、ローレン・ラプカス、ブライアン・ティー、ジミー・ファロン、ケリー・ワシントン、ブラッド・バード他。リック・ジャッファとアマンダ・シルヴァーの原案を基にリック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー、デレク・コノリーとコリン・トレヴォロウが脚本を執筆。撮影はジョン・シュワルツマン。製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグとトーマス・タル。スピルバーグが監督した「ジュラシック・パーク」(1993)「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」(1997)ジョー・ジョンストン が監督した「ジュラシック・パーク III」(2001)に続くシリーズ第4作で、最新のバイオ技術により現代に蘇った恐竜たちが巻き起こす恐怖とパニックを描く。コスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島では、安全な環境の中で恐竜を身近に体験できるテーマパーク“ジュラシック・ワールド”がオープンし、連日多くの観光客でにぎわっていた。野心的なパークの監督官クレア(ハワード)の甥で16歳のザック(ロビンソン)と11歳のグレイ(シンプキンス)も来園したが、多忙なクレアは2人に割ける時間などなく、彼らの相手を部下に任せていた。折しもパークでは、Tレックスよりも巨大で凶暴な新種の恐竜“インドミナス・レックス”を遺伝子組み換え操作で創り出し、新たな目玉アトラクションとして準備中だった。獰猛なヴェロキラトプルさえ手なずけてしまう動物行動学の専門家オーウェン(プラット)は、そんなパークの経営方針に警鐘を鳴らすのだったが……。全世界で大ヒットとなり、現時点で2009年の「アバター」(全世界興行収入27.88億ドル)、1997年の「タイタニック」(同21.87億ドル)に次ぐ、史上第3位の16.69億ドルを稼ぎ出している。本作が長編第2作となる監督のコリン・トレヴォロウは、2019年製作予定の「スター・ウォーズ エピソード9」 の監督にも抜擢されている。

「ジュラシック・パーク」「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」の音楽はジョン・ウィリアムス「ジュラシック・パーク III」の音楽はドン・デイヴィスだったが、本作のスコアは「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(2013)「猿の惑星:新世紀」(2014)「ジュピター」(2015)「トゥモローランド」(2015)「インサイド・ヘッド」(2015)等のマイケル・ジアッキーノ(1967〜)が担当。「Bury the Hatchling」は、オーケストラとコーラスによる不気味で重厚なサスペンス音楽。「The Family That Strays Together」は、ジェントルな曲。「Welcome to Jurassic World」は、ジョン・ウィリアムス作曲の1作目の主題を織り込んだジェントルなタッチの曲。「As the Jurassic World Turns」は、ヒロイックなファンファーレから明るく躍動的な主題、1作目の主題へと展開。「Clearly His First Rodeo」は、ダイナミックでビジーなサスペンスアクション音楽から、後半明るく快活な主題へ。「Owen You Nothing」は、抑制されたタッチの曲。「Indominus Wrecks」「Fits and Jumpstarts」「The Dimorphodon Shuffle」は、ダイナミックなサスペンス音楽。「Gyrosphere of Influence」は、大らかなイントロからジェントルで美しい主題、サスペンス音楽へと展開。「Pavane for a Dead Apatosaurus」は、ピアノとストリングスによる静かにジェントルなタッチから躍動的な主題へ。「Love in the Time of Pterosauria」「Chasing the Dragons」「Raptor Your Heart Out」「Costa Rican Standoff」は、ビジーなアクション音楽。「Our Rex Is Bigger Than Yours」は、コーラスとオーケストラによる壮大な主題からバーバリックなタッチの主題へ。「Growl and Make Up」は、静かにドラマティックな曲。「Nine to Survival Job」は、ジェントルで美しい主題から後半壮大に盛り上がる。「The Park Is Closed」は、ピアノによる1作目の主題。「Jurassic World Suite」は、ダークで不吉なサスペンス音楽から重厚でダイナミックなマーチ等へと展開する約13分の組曲。「It's a Small Jurassic World」「The Hammond Lab Overture」は、明るくヒロイックなマーチ。「The Brockway Monorail」は、快活なタッチ。「Sunrise O'er Jurassic World」は、ダイナミックで壮大な曲。
(2015年12月)

Michael Giacchino

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