(未公開/TV)ET LA MONTAGNE FLEURIRA...

作曲・指揮:シリル・オーフォール
Composed and Conducted by CYRILLE AUFORT

(スウェーデンMovieScore Media / MMS23019)

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2022年製作のフランスのテレビ・ミニシリーズ(英語題名は「SEEDS OF CHANGE」)。監督は「クレールの刺繍」(2003)で2004年度カンヌ国際映画祭の批評家週間グランプリを受賞したエレオノール・フォーシェ(1973〜2023)。出演はギヨーム・アルノー、フィリップ・トルトン、クロエ・アストール、リア・オプレイ、ダミアン・ジュイエロ、クレール・デュビュルク、コンスタンス・ドーレ、オフェーリア・コル、ジュリアン・ボワスリエ、カトリーヌ・アレグレ、ダヴィッド・カマンノ、ティエリー・ヌネ、リオ・ヴェガ、エレーヌ・ドゥ・フージュロール、アンヌ・ブロシェ他。フランソワーズ・ブールドンの原作『Le Mas des Tilleuls』を基にエレオノール・フォーシェが脚本を執筆。撮影はピエリック・ガンテルミ・ディール。

1847年のプロヴァンス。富豪の地主の息子ジャン=バプティスト(アルノー)は、不慮の事故で母を亡くす。彼と母との関係にいつも嫉妬していた野蛮で冷酷な父は、数カ月前に出会ったばかりの娼婦を新たな妻として迎える。そのすぐ後、新妻に手を出そうとしたと誤解されたジャン=バプティストは、激怒した父に家から勘当されてしまう。ジャン=バプティストは仕方なく、山奥に住む母の妹ブランシュ(ドーレ)と暮らし始める。彼は薬草を売り歩く商人として生計を立てるようになるが、占い師の娘リーラ(デュビュルク)と出会い、一目惚れしてしまう。2人は結ばれ、リーラは彼の子供を宿し、ブランシュとも固い絆を築く。しかし、彼らの幸せな生活はナポレオン・ボナパルトの起こした叛乱により破壊されていく……。

音楽は「スプライス」(2009)「マーガレットと素敵な何か」(2010)「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」(2012)「パーフェクトマン 完全犯罪」(2015)「皇帝ペンギン ただいま」(2017)等のスコアを作曲したフランスの作曲家・オーケストレーターのシリル・オーフォール(1974〜)。「And the Mountain Will Flourish」は、躍動的でドラマティックかつスリリングなメインの主題。「Sosthène Is Alone」「Barn Fire」「The Hanging」「Lila」は、ダークで重厚なタッチの曲。「Meeting Séraphine」「Lila and Jean-Baptiste」は、躍動的でドラマティックな曲。「Jean-Baptiste's Journey」「No Hope」は、重厚でドラマティックな曲。「Blanche's House」は、ドラマティックでスリリングな曲。「Gaspard」は、メランコリックなタッチの曲。「Jean-Baptiste in Jail」は、静かにドラマティックな曲。「In the Eye of the Storm」は、パーカッシヴでダイナミックなサスペンスアクション音楽で、ドラマティックかつスリリングなタッチ。「Agathe Marie the Herbalist」「Love Letter」「Alexandrine Comes Back」「Haircut」は、ピアノをフィーチャーしたメランコリックでドラマティックな曲。「Cholera」は、重厚なサスペンス音楽。「Sound the Alarm」は、メインの主題を織り込んだ重厚でドラマティックなタッチから後半ストイックな主題へ。「Bye Titou」も、メインの主題を含むメランコリックでドラマティックな曲。「I Won't Surrender」も、メインの主題を含む躍動的でドラマティックな曲。「Back to the Provençal Farmstead」は、ピアノをフィーチャーした躍動的でドラマティックかつスリリングな曲。

ダイナミックでスリリングかつドラマティックなオーケストラルスコアで、シリル・オーフォールがこれまで手がけたスコア中ではベストだろう。オーフォールは撮影が始まる前に作曲を始め、いくつかの主題をエレオノール・フォーシェ監督(2023/8/27に癌により50歳で死去)に提案したという。
(2023年10月)

Cyrille Aufort

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