オレゴン魂 ROOSTER COGBURN

作曲・指揮:ローレンス・ローゼンタール
Composed and Conducted by LAURENCE ROSENTHAL

演奏:ハリウッド・スタジオ交響楽団
Performed by Hollywood Studio Symphony

(米Varese Sarabande / VCL 0919 1196)

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1975年製作のアメリカ映画(日本公開は1976年10月)。監督は「女優志願」(1958)「終身犯」(1961)「小さな巨人」(1970)等の製作を手がけ、「(未公開)ロッキーの英雄・伝説絶ゆる時」(1972)「(TV)ドリーム・ブレイカー」(1989)等の監督作があるステュアート・ミラー(1929〜2006)。出演はジョン・ウェイン、キャサリン・ヘプバーン、アンソニー・ザーブ、リチャード・ジョーダン、ジョン・マッキンタイア、ポール・コスロ、ストローザー・マーティン、ジャック・コルヴィン、ジョン・ローマー、リチャード・ロマンチート、レイン・スミス、ウォーレン・ヴァンダース、ジェリー・ゲイトリン、トミー・リー、ミッキー・ギルバート他。製作は「海賊ブラッド」(1935)「ロビンフッドの冒険」(1938)「マルタの鷹」(1941)「カサブランカ」(1942)「OK牧場の決斗」(1957)等のハル・B・ウォリス(1898〜1986)。脚本はマーティン・ジュリアン(ハル・B・ウォリスと彼の妻で女優のマーサ・ハイヤーの別名)。撮影はハリー・ストラドリング・Jr。「勇気ある追跡」(1969)での大酒飲みで隻眼の保安官ルースター・コグバーン役でアカデミー主演男優賞を受賞したジョン・ウェインが、再び同じキャラクターに扮した西部劇。アーカンソー州西部地区保安官代理ルースター・コグバーン(ウェイン)は、犯罪者を逮捕する前に殺してしまうことからパーカー判事(マッキンタイア)にバッジを取りあげられてしまうが、悪名高いホーク(ジョーダン)率いる一味が運搬中のニトログリセリンを強奪する事件が発生し、ルースターは賞金2000ドルと終身保安官の地位を条件にホーク一味の生捕りを引き受ける。フォート・ルビーの町に着いたルースターは、ホーク一味がそこで教会の牧師や多数のインディアンを殺したことを知った。牧師の娘で宣教師のユーラ・グッドナイト(ヘップバーン)とインディアンの少年ウルフ(ロマンチート)が、仇討ちのためにルースターに同行すると言い出すが……。ジョン・ウェインとキャサリン・ヘプバーンの唯一の共演作。

音楽は「奇跡の人」(1962)「ベケット」(1964)「サウス・ダコタの戦い」(1976)「ブラス・ターゲット」(1978)「タイタンの戦い」(1981)「(TV)ロマノフ王朝・大帝ピョートルの生涯」(1986)「(TV)アナスタシア/光・ゆらめいて」(1986)等のローレンス・ローゼンタール(1926〜)。「Rooster Cogburn - Main Title」は、大らかなイントロから明るくヒロイックで豪快なメインの主題へ展開するメインタイトル。ローゼンタールが作曲した数多くのスコア中でも最も明快でキャッチーな主題の1つ。「Dead Weight / Ambush at the Door」「Spooking」「Night on the River」は、メインの主題を織り込んだダイナミックなサスペンスアクション音楽。「Hawk / My Cup Runneth Over / Rooster Rides Off」「River Trailing / Squaring Accounts」「Floating Nitro / The Smoke Clears」は、抑制されたサスペンス音楽。「Fort Ruby Massacre」は、ダークなタッチのサスペンスアクション音楽。「Two Bagbys」「Laying on of Hands / Goodnight, Reuben」は、ジェントルな主題からサスペンス調へ展開。「Three Bottles of Nitrate」「Invisible Posse」は、メインの主題を織り込んだサスペンス音楽。「Eula to Arms / Broken Axle / Bad Loser」「Down River」も、メインの主題のバリエーション。「Eula Sings」は、メインの主題のジェントルなアレンジメント。「The End of Red / Rooster Smashed / Roast Turkey」は、ややとぼけったタッチのサスペンス音楽。「Hawk and Rooster」は、ダイナミックなサスペンスアクション音楽。ラストの「Rooster Cogburn - End Credits」は、大らかなイントロからメインの主題へと展開するハッピーなエンドクレジット。
個人的にサントラ盤のリリースを待ち望んでいたスコア。このスコアの初CD化で1500枚限定プレス。
(2019年11月)

Laurence Rosenthal

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