(TV)バート・レイノルズの復讐 HUNTERS ARE FOR KILLING

作曲・指揮:ジェリー・フィールディング
Composed and Conducted by JERRY FIELDING

(米Film Score Monthly / FSMCD Vol.13 No.11)

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1970年にアメリカのCBSが製作したテレビ映画(日本では劇場未公開でビデオ発売済/「真実の報酬」の邦題でテレビ放映済)。監督は「現金作戦」(1966)「(未公開)クリストファー・ウォーケンのマインド・スナッチャー/狂気の人体実験」(1972)等のバーナード・ジラード。出演はバート・レイノルズ、メルヴィン・ダグラス、スザンヌ・プレシェット、ラリー・ストーチ、マーティン・バルサム、ピーター・ブラウン、ジル・バナー、ドン・バリー、アンガス・ダンカン、イヴォー・フランシス、A・マルティネス他。脚本はチャールズ・キューンストル、撮影はジェリー・フィナーマン。弟を交通事故で死なせた罪で刑務所に服役していたL・G・フローラン(レイノルズ)は、出所してカリフォルニアの故郷に戻って来るが、彼に不利な証言をしたナイトクラブの経営者ルディ(ストーチ)が殺されたことから、 殺人の容疑者としてまたも警察に追われる身となる……。

音楽はジェリー・フィールディングで、傑作「ワイルドバンチ」(1969)の翌年に手がけたスコア。1970年代の一連のサム・ペキンパー監督/マイケル・ウィナー監督作品でのフィールディングのスコアよりは明るめのタッチ。「Main Title」は、パーカッシヴなイントロからダイナミックなジャズ・ベースのメインタイトルへ。「Keller Drives In」「No Coffee / I Won't Interfere」「Mr. Florin / Thanks / No, I Don't」等でも登場するこのメインの主題は、後に「(未公開)大いなる眠り」のメインタイトルでも流用されている。「You Gotta Be Kiddin' / He's Not the Only One」は、ストイックなタッチ。「Car Source / Out of Source to Race / Car Race」「Double Song」「Rudy in L.G.'s Room」は、明るくダイナミックなジャズ。「Welcome Home」「At the Winery / Give Him My Love」は、ジェントルなタッチの曲。「The Old Homestead」は、ややメランコリックな曲。「You're Wrong, Keller / To Clear Your Head」「Big Nite's Doings」「Elements」は、サスペンス調。「Better Off Dead / Bad Sign」は、ジェントルなタッチから後半サスペンス調へ。「You Tell Your Men / Chase」は、フィールディングらしいサスペンスアクション音楽。「End Credits」は、メインの主題のリプライズによるエンドクレジット。最後にボーナストラック6曲を収録。2000枚限定プレス。
(2010年10月)

Jerry Fielding

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